私の三帰依(消え)文②

自ら物(みずからぶつ)に消(き)えしたてまつる。まさに願(ねが)わくは素性(すじょう)とともに、態度を懺悔(たいどをさんげ)して、無冗意(むじょうい)を発(おこ)さん。

自ら泡(みずからほう)に消(き)えしたてまつる。まさに願(ねが)わくは事情(じじょう)とともに、深く胸胴(ふかくきょうどう)に入りて、血穢膿み(ちえうみ)のごとくならん。

自ら葬(みずからそう)に消(き)えしたてまつる。まさに願(ねが)わくは死状(しじょう)とともに、体臭を湯離(たいしゅうをとうり)して一切有煙(いっさいうけむり)ならん。 【つづく】


【意訳】

私の食事は、いつも食べるものが無くなるまで食べてしまい、そういう生まれながらの性分と態度を恥ずかしいことと深く反省しなければならない。冗談を言っている場合でない。

私の体は、食事の好き嫌いからどうしても脂身の多い食事に偏(かたよ)っている事情から、穢(けが)れた血が膿(うみ)となって胸や胴に回り、命が泡のように消えてしまうかもしれない。

私の体は、死体の状態で湯灌(ゆかん)し身体から脂臭い臭いを離そうと努力しても、清らかな身体にはならないのではないかとの畏(おそ)れが起こるが、結局火葬にしたら、すべてが煙となってその臭いも消えてしまう。

2018年02月24日